うちのハリネズミ「もこ」がいつもより元気がない…。
夜行性のはずなのに、夜になっても回し車をまったく回さないし、いつもなら大好きなミルワームにも見向きもしない…。
「え?もしかして体調悪いの?」
初めてのことで焦りましたが、落ち着いて観察・環境チェック・ごはんの様子を確認した結果、原因と対処法が見えてきました。
この記事では、私が実際に経験した「ハリネズミが元気ないとき」の対応方法を、飼い主目線で詳しく紹介します。
見逃さないで!元気がないときのサイン
以下のような様子が見られたら要注意です。
- ずっと寝ている(夜なのに起きてこない)
- ごはんを食べない、水を飲まない
- 呼吸が浅い or 苦しそう
- 歩き方がおかしい、ふらつく
- 丸まらず、動かず、じっとしている
- ハリが立たない、脱毛している
うちの「もこ」は、回し車に一切乗らない&いつもピクッと反応する物音にも無反応で、「これはおかしい」とすぐに気づきました。
【原因①】温度が低すぎた!?擬似冬眠の危険
我が家の温湿度計を見ると、なんと部屋の温度が21.3℃。
「もこ」が活動をやめていたのは、**室温の低下による“擬似冬眠”**が原因だったのです。
対処法:
- ケージにパネルヒーター+フリース素材の寝袋を設置
- ケージ上部には保温ランプも設置
- 部屋の温度を24〜27℃でキープ(冬はエアコン+加湿器)
体が冷えきっていた「もこ」をゆっくりと温めたところ、30分ほどで少しずつ目を開けて動き出しました。
※急激な加温はNG!低温状態からはゆっくり戻すことが大切です。
【原因②】ごはんに飽きてた?食欲不振の正体
いつもはペレット+ミルワームでモリモリ食べるのに、その日は一口も食べていない。
「病気!?」と不安でしたが、実は同じフードばかりで飽きていたようでした。
対処法:
- いつものペレットに、少しだけ「ふやかし」+カボチャペーストを混ぜる
- ミルワームを手渡しで与えてみる
- フードを2〜3種類ローテーションに切り替え
手からミルワームを差し出すと、最初はクンクン…その後ぱくり!その瞬間、私は思わず「よかった…!」と声に出してしまいました。
【原因③】ストレスと環境の変化
実はその直前に、ケージの配置を変えたんです(掃除しやすくするために)。
そのせいで落ち着かなかったのか、普段より明るくて、音もうるさい場所に置いてしまっていました。
対処法:
- ケージは暗くて静かな場所に再配置
- 人通りの少ない部屋に移す
- 寝床の中にティッシュを入れて落ち着かせる
ハリネズミは音や光、においにも敏感なので、ほんの些細な変化でもストレスになります。
【注意】こんなときはすぐ病院へ!
うちの「もこ」は保温と食事で回復しましたが、以下のような症状が見られたら、すぐに動物病院へ連れて行ってください。
- 明らかに苦しそうな呼吸
- 血便や真っ黒な便
- ハリがどんどん抜ける
- 頻繁に痙攣したりひっくり返る
- 明らかにぐったりして動かない
※エキゾチックアニマル対応の病院がおすすめ。普段から近くの病院を調べておくと安心です。
元気がないときに私が実際にやったチェックリスト
✔ 温度は24〜28℃になっているか?
✔ 湿度は40〜60%か?
✔ 排泄物に異常はないか?
✔ ごはん・おやつを食べているか?
✔ 水はしっかり飲んでいるか?
✔ 体を触ったとき冷たくないか?
✔ 寝床・ケージが落ち着ける環境になっているか?
このリストで原因が分かれば、落ち着いて対応できます!
まとめ|ハリネズミは”小さな変化”に敏感です
ハリネズミは言葉で不調を伝えられません。
だからこそ、「いつもと違うな」と気づくのは飼い主だけ。
今回「もこ」が元気をなくしたのは、寒さ+食事のマンネリ+ストレスという複合的な要因でした。
大切なのは、「早く気づいて、すぐに行動すること」。
ハリネズミとの暮らしは、日々の観察とちょっとした工夫でぐんと快適になります。
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